ヘドロ爆弾入り悪Zゾロアーク
ヘドロ爆弾を覚えたゾロアークをご存知だろうか?第六世代で北米版ORAS向けに配られた特別な個体で、期待された挙句結局日本版ROM向けには配信されなかった…
持ってるんですよ筆者はƪ(˘⌣˘)ʃ
ゾロアーク@アクZ
性格:臆病
努力値:C252 D4 S252
実数値:135-112-80-172-81-172
特性:イリュージョン(1番後ろのポケモンに化ける)
技:ナイトバースト/火炎放射/ヘドロ爆弾/不意打ち
調整先
CS極振り、B<D
解説
独特な特性を持つ化け狐。第六世代では化けていようがいまいが全て粉砕できるガルーラやファイアローがトップメタだった為動きにくかったが、今世代では同ポジションがミミッキュ、テテフに挿げ替わり持ち味である敵を欺く戦い方をしやすくなった。
技
ヘドロ爆弾を持つことでテテフやレヒレへの有効打を得た。
無振りテテフへのヘドロ爆弾(60.6〜71.7%)+ナイトバースト(42〜50.3%)で確定
H252レヒレへのヘドロ爆弾(44〜53.1%)乱数2発 (23.8%)
特にテテフはイリュージョンを活かせば相手にできるので重要。
ナイトバーストはタイプ一致専用技。追加効果が4割の命中ダウンと地味に優秀。
火炎放射は突破の難しいナットレイを騙し焼くサブウェポン。大文字は覚えない。ポリゴン2を見るなら高乱数2取れる気合玉もあり。
不意打ちは飛行に化けた際、地面タイプに岩石封じ+地震という動きをされやすかったのでZナイトバースト+不意打ちで突破できるように採用。パルシェン対策にも。
持ち物
持ち物は悪Z。筆者はゾロアークで化ける上で重要なのは、『どれだけ長い間騙し続けるか』ではなく『どれだけ瞬間で致命的になる騙しの一手を与えるか』であると考えている。その為化け先の技構成や素早さをゾロアークに似せるのではなく、例え1ターン目でバレるとしても高火力の悪技や炎技が飛んでくることなど想定外のポケモン或いはSラインの大きく離れた鈍足に化けた方が有効に活かせるはずである。
その致命打を与える上で最も圧力をかけられるアクZはゾロアークの持ち物として非常に理想的。Z撃つ直前に変身が解けるのがミスマッチ?Z技撃たせている時点で既に遅い。それをお分かり頂けるだけの火力を今からお見せしよう。
Zナイトバースト
H252ギルガルド(111.3〜130.5%)確定1
無振りミミッキュ(95.3〜113%)乱数1発 (75%)
無振りガブリアス(80.8〜95.6%)〈+不意打ち(21.3〜25.1%)で確定〉
H252メガボーマンダ(70.2〜83.1%)〈+ヘドロ爆弾(26.2〜31.1%)でも高乱数〉
191-112チョッキランドロス(48.6〜58.1%)
191-100ランドロス(81.6〜96.3%)
無振りランドロス(95.1〜112.1%)乱数1発 (68.8%)
無振りギャラドス(75.8〜90%)〈+メガギャラへのヘドロ爆弾が(22.9〜27.6%)で高乱数〉※交換読みで当てるかメガ進化されないようなポケモンに化ける必要がある
無振りメガリザX(96.7〜114.3%)乱数1発 (81.3%)
無振りメガリザY(75.1〜88.8%)〈+ヘドロ爆弾(28.7〜33.9%)で確定)
H252カバルドン(78.6〜92.5%)
H252ヒードラン(62.6〜74.2%)〈+ナイトバーストが75%の高乱数1〉
H252テッカグヤ(63.2〜75%)〈+火炎放射で確定〉
このように一手間違うと崩壊しうるだけの火力を持てるのがアクZ、そしてその隙を作る無限の可能性を秘めているのがゾロアークである。
化け先考察
問題は誰に化けるかだが、現環境に蔓延るミミッキュやテテフを欺く為にもフェアリー耐性のあるポケモンが望ましい。
テテフはエスパー技、シャドーボール、めざパを誘えばヘドロ爆弾+ナイトバーストで、
ミミッキュは剣の舞、(Z)シャドークロー、呪いを誘えばヘドロ爆弾+Zナイトバーストで突破できる。
個人的に相性が良いと思っている化け先がこちら。
❶リザードン
某策士実況者の動画で登場したリザードンZの並び。"リザードンに化けたゾロアーク"を前にした相手はリザxy両方の選択肢を考慮しなければならない為、3つ目の選択肢ゾロアークまで頭が回らないとの算段である。
例えば初手リザードンvs襷ガブリアス対面では、殆どのガブリアスがXYに一貫する岩石封じかステルスロックから入ってくるが、それをこのゾロアークはZナイトバースト+不意打ちで突破できる。
リザ自体フェアリー耐性がありミミッキュやテテフを相手する上では申し分ないが、Sラインが近い高火力技持ちという点ではリザの対策がそのままゾロアークにも刺さる事もあるので上手く立ち回らないと一掃されることもしばしば。またメガを判別してから交代しようとするスカーフランドの蜻蛉返りにも注意。
❷フシギバナ
ヘドロ爆弾を共通して持つ。後出しされやすいギルガルドやボーマンダを狩っていきたい。
最近のフシギバナは控えめアタッカーが多く、めざ炎の搭載率も高い為ナットレイが警戒して出てこない点は残念。
❸ギルガルド
ミミッキュガルド対面で殆どのミミッキュが剣の舞から入ってくることを逆手に取る。テテフもわざわざガルドに居座ってムンフォは撃たないでしょう。
ポリ2の後出しも予想されるのでZナイトバーストと合わせて高乱数の取れる気合玉の採用もあり。
まとめ
今回はヘドロ爆弾採用ということもありテテフを強く意識した育成論になったが、騙し方次第では無限の可能性があるのがこのゾロアーク。色んな方向性でのこのポケモンの考察が進んでほしいと筆者は思う。