【RUC使用】画架式ギャライボナットと最期のヘドウェゲンガー【優勝】
ドーブル@たべのこし
ゲンガー@ゲンガナイト
ギャラドス@マゴのみ
ライボルト@ライボルトナイト
ナットレイ@バンジのみ
ランドロス@突撃チョッキ
※画架=イーゼル。これのこと
本記事はヨハンさん主催のRoad to Ultra Cupで使用した構築になる。見事本構築を使い通して優勝することが出来た。
重要なのは同じPTを使った二本先取制の三本勝負という点。このルールを活かせるようなPT作りを目指した。
PT完成までの簡単な経緯
❶トーみがドーブル使いたい!
❷ムラっけのサポートと言えば麻痺!
❸お、ギャライボナットってみんな電磁波覚える、しかも電気地面に強い奴多くて電磁波通りやすいのでは?
❹ギャライボナットでサイクル回しながら相手のPT全体に麻痺を染み渡らせて、最後にドーブルで全抜きってどうよ!
❺電磁波無効の電気地面に強くて、優秀なサイクルパーツのランドロスは外せない!
❻ドーブルだけがフィニッシャーって心細くない…?対策もされやすいし不安…
❼電磁波サイクルを活かせる祟り目ゲンガー採用!ドーブル対策に出てくる奴にも強い!
❽完成!
選出は
ギャライボナットランドから2匹(麻痺撒き)
+
ドーブルorゲンガー(エース)
二本先取である為、
1試合目でドーブルを使ってヘイトを溜めさせ、2・3試合目その対策で出て来た奴をゲンガーで狩る。
或いはその逆の動きを三試合の中で心掛けた。
個別解説
ドーブル(NN:PABLO)
@残飯
性格:陽気
努力値:H244 B12 S252
実数値:161-40-57-×-65-139
特性:ムラっけ
つけあがる/挑発/トーチカ/身代わり
調整先
H:16n+1
S:最速
実況者のイレベン氏が考案し、
【ポケモンSM】元ムウマ軸レート2000のムウマ戦記 #8 by イレベン ゲーム/動画 - ニコニコ動画
今大会でも同ブロックで対戦した@SURさんから頂いたトーみがドーブル。イレベンさんSURさんありがとうございました!
PTの全抜きエース。トーチカ+身代わりでムラムラして邪魔立てしそうなら挑発してステータスが十分に上がればつけあがるで殴る。(※つけあがるはアシストパワーの物理悪版)
オニゴーリと違い低耐久故にBDをムラっけで上げても身代わりが耐えないので押し切られてしまう。その為BDの上がりではなくAとつけあがるの威力を上げて上から一撃で落としていくことに重点を置いた。
技は色々なバリュエーションがあるかと思うが、呪いミミッキュや挑発ギャラを止めた試合もあり、挑発持ちが一番使いやすく汎用性も高いと感じた。
型自体が知れ渡って無いのもあってか、一試合目に出せば徹底的に闇を見せられた。そしてそのヘイトと対策のされやすさ故に次の試合の選出誘導がしやすく、そこに第2のエース、ゲンガーを通していくパターンが上手くいった。
ゲンガー(NN:ゲンガー)
@ゲンガナイト
性格:臆病
努力値:B4 C252 S252
実数値:
【メガ前】135-×-81-182-95-178
【メガ後】135-×-101-222-115-200
特性:呪われボディ→影踏み
祟り目/ヘドロウェーブ/催眠術/身代わり
筆者が6世代から愛用している配布限定のヘドウェゲンガー。残念ながらUSUMで互換切りが濃厚になった為、今までの感謝を込めこの大会を最期の舞台にした。
本構築第2の闇。基本はギャラナットの電磁波を入れた相手に祟り目をお見舞いする子だが、裏によっては身代わりを残す為に身代わり連打の麻痺バグ待ちもする。そして最期の切り札素催眠。
2・3試合目では相手の持ち物もある程度割れているので、ランドやテテフのスカーフを気にせず動けるのは好都合だった。
第一試合をドーブルで嵌めた場合、ライボルト→ドーブルの展開を対策する為かグライオン、アシレーヌ、レヒレ、コケコなどが来やすく、そこにメガゲンガーを上手く刺していけたと思う。バシャバトンも電磁波→祟り目で処理できることが多い。
最後の舞台に相応しい活躍だった。4年間一緒に戦ってくれてありがとう。
↓ここからは上の2匹をサポートする為のサイクルパーツ↓
ギャラドス(NN:ひろしま)
@マゴのみ
性格:意地っ張り
努力値:H164 A84 B244 D4 S12
実数値:191-171-130-×-121-103
特性:威嚇
滝登り/氷の牙/挑発/電磁波
調整先
H:16n-1
A:滝登りで無振りメガバシャーモ確定1
S:麻痺した最速135族(メガミミロップ)抜き
今回のマゴのみ枠。元々ゴツメを持った物理受けだったがドーブルのサポートに削りは不要だと思い意気揚々とマゴのみに変更。すると案の定ゴツメが必要な場面が出てきて困惑した(祟り目半減のメガギャラの削り)。オボンではない理由は、威嚇サイクルを回していれば細かいダメージの蓄積が増えてマゴのみも発動しやすいと踏んだ為。これは功を奏した。
威嚇とHB振りで広く物理を相手にしつつ、電磁波を入れてドーブルやゲンガーのサポートをするのが役割。
電磁波ギャラドスは今時珍しく相手も殆ど無警戒だったので、バコバコ麻痺を入れていけた。挑発や滝登りの怯みも噛み合っていたのも○。
※余談だがこの子はプレシャスボール入りで「NN:ひろしま」配布個体である。対戦者の中にお祝いやハッピータイムを警戒してくれた人がいれば嬉しいなあ…
ライボルト(NN:ラララ・ライ)
@ライボルトナイト
性格:臆病
努力値:H220 D36 S252
実数値:
【メガ前】173-×-80-125-85-172
【メガ後】173-×-100-155-105-205
特性:避雷針→威嚇
ボルトチェンジ/どくどく/電磁波/怪電波
調整先
HD:特化テテフのサイキネ確定耐え(〜99.4%)
S:最速
PTで一番の変態型。
まず怪電波って何だよ
※Cを2段階下げる技。でんきタイプなので蓄電で吸われる。
130族をも抜けるSがアイデンティティの切り込み隊長。めざ氷もオバヒもいらない。サポートに従事する。この高いSから電磁波を撒けるのが偉く、取り敢えず残しておけば起点作りとしての仕事はこなせる。毒は重いレボルトやコケコへ。怪電波は威嚇サイクルと合わせて相手のパワーを削ぐのが狙い。
こちらの電磁波読みで既に麻痺が入ってるポケモンに交代して無償降臨する動きをされることが多いので、それにボルチェンを合わせてドーブルを出せれば試合の流れを大きく引き寄せられる。ムラっけは加速と違い交換されたターンでも発動するのもあり、ボルチェン+威嚇+ムラっけの相性は非常に良いと感じた。
決勝戦の一番大事な場面で電磁波を外し、危うく戦犯になるところだったが、ドーブルが自覚を見せたことでなんとかカバーした。
ナットレイ(NN:いちょうぎり)
@バンジのみ
性格:生意気
努力値:H252 B84 D172
実数値:181-114-162-×-173-22(最遅)
特性:鉄の棘
ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのタネ/電磁波
調整先
HB:特化ランドロスの地震確定3(〜49.7%)
特化ミミッキュの↑2Zシャドクロ確定耐え(〜99.4%)
HD:余り
ジャイロと電磁波を両立してるミスマッチなナットレイ。残飯はドーブルに取られていたのでバンジのみを持たせた。
電気や地面に交代されることが基本的に無い為、この子の電磁波の通りは非常に良かった。出せば必ず活躍してくれたのだが、筆者自身ナットレイの使用経験が少なく、またこのPTのサイクルは麻痺を浸透させるのが目的であって完全に受け切れるよう作られていないというのもあった為、あまり信用して出してあげれなかった…。ごめんよ…。
ランドロス(NN:ヴィガルド)
@突撃チョッキ
性格:腕白
努力値:H244 A4 B36 D212 S12
実数値:195-166-126-x-127-113
特性:威嚇
地震/岩石封じ/叩き落とす/蜻蛉返り
調整先
B<D
HB:特化メガバシャのフレドラ威嚇込みで超低乱数2(2%)
HD:特化テテフのPFサイキネ2耐え
S:↓1最速レボルト抜き
こちらの単体考察からそのまんま持ってきました。イシツブテさんくんさんありがとうございます!
Bに厚くし行動保証の取れたチョッキランド。麻痺の入らない電気、地面勢に強い。
麻痺は撒けないが岩石封じと叩き落とす、持ち前の威嚇で相手をパワーダウンさせるのが仕事。物理特殊問わず相手出来るのが強い。ライボルトの項でも説明したが蜻蛉ルチェン&威嚇とムラっけの相性が非常に良かった。
ゲンガーを通す為に、削ったりスカーフを叩いたりという仕事もある。
加速で麻痺を相殺してくるバシャに強くなれるよう腕白にした。ドーブルの起点を作るという点ではバシャを一撃で落とせるなら火力はそれ以上要求されないのでこの調整が噛み合っている。眼鏡テテフのサイコショックをミリで耐えた試合もあり、この調整は非常に意味があったと思う。
あとがき
少し害悪チックなギャライボナット、如何だっただろうか…。何か参考になる部分があれば幸い。
非常に運が良いのもあって、強者だらけの大会で優勝出来たことは素直に嬉しい。
主催のヨハンさん、運営の十六茶さんミノリンさん、対戦して頂いた方々、本当にありがとうございました。