こうこうのしっぽオーロンゲ
オーロンゲ@こうこうのしっぽ
性格:腕白(相手の混乱実食べて混乱しないよう元の性格は無補正で腕白ミント推奨)
努力値:H244 B124 D140
実数値:201-140-111-×-113-80
特性:悪戯心
トリック/ソウルクラッシュ/イカサマ/電磁波
調整先
HB:特化ギルガルドのアイアンヘッドを最高乱数切って耐える(〜101.4%)
HD:特化サザンドラのDMラスターカノン、特化ギルガルドのラスターカノンを確定耐え(〜99.5%)
前書き
今作ではメガとZが廃止されトリック失敗のリスクが無くなった。メールも無いので凡ゆるポケモンにトリック通り放題である。
しかし驚くべき仕様が判明。拘りアイテムを押しつけてもダイマックス中は技のロックが解除されてしまうという。これではアタッカー全般に対して拘りトリックが通る旨味が殆どない…。
だがトリックの使い道は拘りのみにあらず。
五世代から静かに息を潜めていたいぶし銀な起点作りが私達には残っている。
それが『こうこうのしっぽトリック』である。
解説
後攻の尻尾は持っているポケモンが(同じ優先度の中では)必ず後攻になるデメリットアイテム。
これを相手に押し付けるのが尻尾トリックである。相手の高速アタッカーは機能を大きく落とし、攻撃性能を失うだけでなくこちらのポケモンの一貫を作りやすくもする。
オーロンゲは特性悪戯心なので、トリックを優先度+1で放つことが出来る。その為尻尾を自分が持っている際のデメリットがあまり気にならない。
攻撃技を撃つ際は後攻になってしまうが、逆にギルガルドの下からイカサマを撃てるというのはメリットになる。
主に相手のアタッカーに対して後出しして悪戯心トリックでSを落としながら持ち物を没収し弱体化させる。六世代の化身ボルトロスのような切り返しの仕事が理想。
トリックを決めて確定後攻になってくれれば相手のダイマックスに対しても味方は戦いやすくなる
- 上から高火力で倒す
- 身代わり連打でダイマックスターン消費させる
- 眠らせてダイマックスターンを消費させる
- ミミッキュに対してドヒドイデの黒霧などが上から通るので受けられる
このような対処が出来るようになる。
同じくSを下げられる電磁波と比べた時の強さは
- 電気地面タイプにも通る(ドリュウズなど)
- ラムのみを持っている相手にも通る(ギャラドスなど)
- ミストフィールドでも通る(MFはダイフェアリーの追加効果で発生する)
- 麻痺のSダウンは所詮1/2なので、こちらの鈍足ポケモンが上を取れなかったり、天候エースを抜けなかったり、ダイジェットや積み技で素早さランクを上げられると帳消しにされてしまったりということがある。尻尾は確定後攻にできる。
- 相手の元々の持ち物を没収できる
- トリックルーム下でも確定後攻
- 別の状態異常と組み合わせられる(バタフリーなど)
と、様々な面で優れている。ただし1度しか撃てない点は劣る。
技構成は攻撃的に。一致イカサマで物理を、専用技のソウルクラッシュ(追加効果で100%Cダウン)で特殊を見る。電磁波は2匹目以降への起点作り技として。この枠は挑発や身代わりでもいいと思う。
壁貼りなども考えたが、誰でもダイマックスできる仕様上サポート要員もある程度殴れるようにした方が柔軟に戦えると思いこのような技構成にした。
調整は今のところ環境に物理寄りのポケモンが多いのでHBに厚く振っている。D方面は強力な特殊ポケモンかつ悪戯心耐性を持つサザンドラに必ず1回は行動できるようDMラスターカノン確定耐え調整を施した。サザンガルドの並びに対してどちらとも対面で撃ち勝てる。
あとがき
以上第八世代初の単体考察でした。積みポケモンやSの速いポケモンが多い環境なのでこの子が活躍する場面は多いかと思う。
剣盾でも懲りずに変な子いっぱい紹介していくので何卒宜しくお願いしますm(_ _)m