【S6使用】ネバネバご胞子❤︎構築《アメモースで虜にする第5世代の闇》【最高2043】
アメモース@気合の襷
キノガッサ@どくどくだま
メタグロス@メタグロスナイト
ゲッコウガ@アクZ
ガブリアス@ロゼルの実
ソーナンス@ゴツゴツメット
SM最終、シーズン6で使用した構築になる。
最高レートは2043、瞬間44位。自己最高レートと順位を更新できた。
2000に乗せた後も、この世のツボツボ入り最高レートの2104を上回ってアメモース>ツボツボを証明してやろうと意気込んで潜り続けたが、それは高嶺の花。筆者の力ではそれを達成することは出来なかった。悔しい。
本構築のメインギミックは
【アメモのねばねばネット+ポイヒガッサ】
これを通せるか通せないか、止むを得ず通せないなら誰を通すかという構築。
その為、ガッサで比較的嵌めやすいミミッキュギルガルドを呼ぶ為にゴーストの通りをわざと良くしている。
一応基本選出というか最も良く使ったのはアメモガッサグロスの並び。
個別解説
アメモース@気合の襷
性格:臆病
努力値:H60 B156 C36 D4 S252
実数値:153-×-102-125-103-145
特性:威嚇
エアスラッシュ/凍える風/ねばねばネット/吹き飛ばし
調整先
B<D
C:エアスラッシュ+フレドラ反動で無振りメガバシャーモを確定
HB:特化ガルーラの猫+3色パンチ丁度確定耐え
S:最速
ねばねばネット撒きとして採用した。目の前のポケモンを後続より遅くする+ネットを撒くのが仕事。
ツボツボと違い耐久も耐性も貧弱で、お相手が余程悠長でない限り大抵2ターンで退場してしまう。
スカーフや挑発身代わり、蜻蛉ルチェンからの先制技持ち交代などを考慮し、凍える風から入るかねばねばネットから入るかを臨機応変に対応する必要があったのが大変だった。
襷だが連続技や先制技持ちに対する行動保証が欲しかったのでHBに厚く振った。上記の対ガルーラの他、威嚇込みでミミッキュのZ戯れつく+影打ちを耐えるようになるのが大きい。マンムーの氷柱針も3発までOK。
このアメモースがねばねばネット撒きとして優秀な点は…
❶吹き飛ばし
アメモース最大のアイデンティティ。特にねばネットの天敵であるトリックルームを防げるのが大きい。ポリ2は要警戒。
他にもイーブイバトン分身バトン、悠長な身代わり、腹太鼓マリルリ、テクスチャーポリZ。全部ぶっ飛ばして差し上げましょう。
ツボツボのアンコールはバトンや積み技→Z技を防げない上、トリックルーム→交代という動きに対処出来ない。
❷威嚇
相手のAを下げ、後続が動きやすくなる。
また特性の発動順で相手の素早さ、持ち物を判別できる。
❸一部トップメタのポケモン達に対面弱くない
ミミッキュ、自分より遅いランドロスには凍える風→ねばねばネットという動きが安定する。
バシャーモやボーマンダへの有効打があり、襷を活かせば処理できる。
❹そこそこの素早さと凍える風、怯み技エアスラッシュ
大抵のレヒレの上を取れるのでツボツボみたく挑発で仕事が出来ない…という自体になりにくい。更にエアスラッシュで怯みを押し付ければミストフィールドのターンを稼げる。
テテフやコケコの挑発は厳しいが、凍える風→エアスラッシュで一度でも怯ませれば挑発のターンをやり過ごせる。
相手のPTにジャローダがいない限り殆ど初手に出した、選出率は95%以上。
キノガッサ@どくどくだま
性格:陽気
努力値:H76 B180 S252
実数値:145-150-123-×-80-134
特性:ポイズンヒール
タネマシンガン/茸の胞子/ビルドアップ/身代わり
調整先
H:8n+1(ポイヒ回復量最大)
B:特化リザXのニトチャ確定耐え(〜99.3%)
S:最速(S↓1最速130族抜き)
第五世代の悪夢ポイヒガッサ。
自分より遅い奴を問答無用で嵌め落とす。ねばねばネットのサポートがあればS実数値200までの相手はビルドアップの起点である。剣の舞と違い、B方面が上がるのもビルドアップの強さでイカサマのダメージも怖くない。
オニゴーリやビビヨンとかいう生ぬるいポケモンと違い、ノーリスクで永久に嵌め続けられる(残飯まもみがはHPが減っていく)のに、眠らせれば66%の確率でアドバンテージが返ってくる。ムラッけのように突然Sが下がって突破されるような事故も無い。
ただし天敵も多く、
・ジャローダ、フシギバナ、モロバレル、カミツルギ
・マンダ、リザードン
・バシャーモ
・滅びゲンガー
・身代わり及びボディパテッカグヤ
・悪巧み真空波ルカリオ
こいつらには勝つのが難しい。取り巻きでどう対処するかがポイヒガッサを選出する際は重要になってくる。
ちなみに対策になりそうでならないポケモン一覧
・コケコレヒレ
身代わり連打でフィールドターン枯らせる
・呪いミミッキュ
引けば治るしポイヒの1ターンの回復量が多い分長持ちするのでそんなに辛くない
・防塵バルジーナ
身代わりをイカサマが耐えるから起点に出来る
・ナットレイ・ブルル
ビルド連打で起点に出来る
・黒い霧ドヒドイデ
ゴリ押し可能
・メガヤミラミ
有効打が無く鬼火無効、起点にできる
・吠える、吹き飛ばし
キノガッサ1匹だけにすれば飛ばされない
霧ドヒドイデ+ナットレイ+吹き飛ばしエアームドを起点無しから1匹で倒したこともある。こいつらはポイヒガッサの対策としては不十分。
また筆者がポイヒガッサの起点作りとしてアメモースを選んだ理由は以下の4つ
❶状態異常ではないS操作ねばねばネット
ポイヒガッサの嵌めはムラッけや分身バトンと違い麻痺による起点作りが出来ない。また自分からSを上げる手段を持たない為、相手のPT全体を遅くする必要がある。それに最も噛み合っているのがねばねばネットである。
無効化されないS降下技、凍える風を覚えるのも優秀。
❷マンダやバシャに強い
ネットで起点にならない上ガッサが弱いこの2匹を対面で処理できる点。
凍える風でマンダに、エアスラッシュでバシャに有効打を持つ。
❸威嚇を入れれば対ガッサ、ブルル、ナットの安定感が増す
アメモースが威嚇を入れることで被ダメージ量が減り安定して起点に出来る。
❹図鑑でお隣さん同士
これらの理由からアメモガッサという並びを使うことにした。
勝った試合の内5割はこのアメモガッサで3タテもしくは降参に追い込んでいる。
今期はABミミッキュや身代わりの無い残飯ガルドが流行っており、ねばねばネット抜きにしてもポイヒガッサが非常に刺さっていたように感じた。
メタグロス@メタグロスナイト
性格:陽気
努力値:A252 D4 S252
実数値:
【メガ前】155-187-150-×-111-134
【メガ後】155-197-170-×-131-178
特性:クリアボディ→硬い爪
アイアンヘッド/冷凍パンチ/地震/岩石封じ
調整先
A:バシャやゲンガー、ルカリオ、コケコへの地震の乱数に影響するので全振り
S:最速
広い技範囲で殴れてしっかり火力があり耐久もあり、困ったらアイヘで怯ませてしまうネットパ最強のメガ枠。
ネット下ならコケコ、ゲンガー、ルカリオ、バシャ(2連守るは無理)、スカーフ持ちのテテフやウツロイド、ガブリアスを抜いて一撃粉砕できる。型にもよるがマンダランドにもある程度強い。
(炎が一貫する以外は)ガッサとの相性補完に優れ、グロスに飛んでくる地悪水電をガッサが、ガッサに飛んでくる氷毒超妖飛をグロスが受けられる。
呼ぶカバルドン、ポリ2、クレセリア、ブラッキーにポイヒガッサが強いのもあり、この2匹の相性は非常に良かった。
岩石封じの採用理由は…
❶重いリザードン対策
対面ならXYどっちにも勝てる。ガッサの身代わりにリザを後出しされニトチャを積まれた場合も胞子→グロスバックで最速起き以外はケアできる。
虫のさざめきで身代わりを貫通してくるガモスにも強くなる。
❷積んでSを上げてくる奴対策
威嚇が入って冷Pで落ちなくなったマンダ、襷ガモス、カイリュー、ギャラドスなど。
ネットが撒けていれば、パルシェンの殻をやぶる、ポリゴンZのZテクスチャー、イーブイのナインエボルにも対処可能。合計2段階Sを下げれるので次のターングロスが上を取れる。
❸ガッサより遅くするためのごまかし
ネットを撒き損ねた時や凍える風を入れられなかった時に強引にSを下げる。
またネットが撒けていれば、グロスが雨ラグラージや砂ドリュウズの上を取れることを活かして、上からもう1段階下げることで天候下でもガッサで嵌めれるように仕立てられる。
…とこの3つ。ガッサのサポートにもなりこの構築のグロスには無くてはならない技だったと思う。
技範囲が広くネットとの相性も抜群。第2のエースとして何度も3タテしてしてくれた上、ガッサの露払いとしても大活躍だった。
ゲッコウガ@アクZ
性格:無邪気
努力値:A4 C252 S252
実数値:147-116-87-155-81-191
特性:変幻自在
悪の波動/冷凍ビーム/目覚めるパワー電気/ダストシュート
調整先
C:H252ガルドをZ悪の波動で確定1
S:最速
マンダ、ギャラ、ランド、グロス(クリアボディ)といったネットが入らない輩に強い子。地味に重いカミツルギの選出も牽制する。
グロスガルドをワンパンできて広い範囲に高火力を押しつけられる悪Zを持たせた。(黒ゲッコウガの悪Zは本当似合っててカッコいい)
ねばねばネットがあればスカーフテテフやコケコの上を取れる為それを活かせるダストシュートを搭載。悪技との補完も取れている。耐性を変えて上手く手玉に取れればミミッキュにも勝てたり…。
めざ電気は無振りギャラドスをワンパンできる他、ねばねばネット展開の一番の天敵、天邪鬼ジャローダへの対策になる。電気タイプになり蛇睨みを透かしつつ襷潰し、冷凍ビームでトドメ。この流れは決まると本当気持ちいい。
ジャローダ入りPTやグロス軸、マンダ軸、特にネット+ポイヒガッサの戦術が極めて通りにくいコケコランドグロスの並びに対して活躍した。ネットさえ撒ければこの三匹は上からワンパンできる。
ダストシュートも殆ど外さず、悪波で何度も怯ませてくれた仕事人。
ガブリアス@ロゼルのみ
性格:陽気
努力値:H60 A52 B28 D116 S252
実数値191-157-119-×-120-169
特性:鮫肌
逆鱗/地震/炎の牙/剣の舞
調整先
B<D
H:16n-1
B:ミミッキュのZ戯れ+影打ち確定耐え
S:最速
第三のエースにしてPT随一の変態型。ねばねばネット下での剣舞ガブは止まりにくい。
炎電気の一貫を切れてバシャに強い積みATとして採用した。耐久にしっかり振った為、飛び膝蹴りや珠めざ氷も余裕を持って耐えられる。
重いリザの選出抑制にもなる。(※この型自体は全然リザに強くない、対面したら引く願望で剣舞押す)
ロゼルは剣舞ガブリアスで崩していく上で弊害になりやすいフェアリー技のダメージを抑え、突破力を底上げするのが狙い。
例えば皮の剥がれたミミッキュの前で剣舞が安定し(Z戯れ+影うち耐え)、HPを6割削られた状態でもレヒレで止まらない(ムンフォが3〜4割)。フェアリー環境なだけあり発動機会は多かった。
岩技でなく炎牙を採用した理由はナットレイ・ハッサム・カミツルギが構築上重かった為。岩打点はグロスに一任した。
ガッサの苦手なバシャやコケコ入り相手に多く選出した。舞った火力とロゼルの発動が病みつきになる非常に気持ちの良いポケモン。使いやすかったのでまた再調整して使いたい。
ソーナンス@ゴツゴツメット
性格:穏やか
努力値:B44 D212 S252
実数値:265-×-84-×-115-85
特性:影踏み
ミラーコート/カウンター/アンコール/道連れ
調整先
B:余り
D:特化リザYの晴れオバヒ確定耐え
S:準速(カグヤ意識)
物理方面に殆ど耐久振っていないのにゴツメ持ってる不思議なソーナンス。
ねばねばネットでサポートした準速ソーナンスはS127相当とそこそこ速く、鈍足や中速相手に上からのアンコールや道連れが決まりやすい。この2つの技は先攻できることで使い勝手が抜群に良くなる。例えばクチートの叩きより先に道連れをしたり、テッカグヤの守るに後出ししてアンコールしたり。
特に道連れは上を取れる場合、道連れ→下からカウンターという動きで擬似連続使用が出来るのが強い。
この子の主な役割はキノガッサの天敵を影踏みを使って確実に排除すること(ゲンガーは事前にメガ進化しないと逃げられてしまう)で、次の3つ。
❶キノガッサに後出しされたフシギバナ、モロバレル、草食(ヌメルゴン、マリルリ)を逃さずに処理する
後出しから特殊技をアンコール→ミラーコート。モロバレルのイカサマは微々たるダメージ量でアンコール中にカウンターで倒しきれないこともある為ゴツメを持たせて遂行速度を上げる。
❷リザXYを逃さずに処理する
リザXのフレドラ確定耐え(79.2〜93.2%)
リザYの晴れオバヒ確定耐え(83.7〜98.8%)
ゴツメはニトチャで少しずつ削る動きをある程度咎められる。またフレドラを耐えられないHPでも反動+ゴツメでダメージを稼げる。
❸テッカグヤを逃さずに処理、若しくは起点にできるよう縛る
火炎放射を縛ってミラコで倒す。守るや宿り木をアンコールしてガッサが起点に出来るようにする。身代わりをアンコールし続けてPPを枯らす。
構築に組み込んだのがシーズン中盤からで他の子達と比べると選出相手も限られるので出番は少なかったが、出せば想定以上の仕事をしてくれた。もっとこの子を信用してみても良かったかも…
あとがき
アメモース好きな方、ツボツボ以外のネット撒きに興味がある方は参考にしてくださると嬉しいです!
皆様シーズン6そしてサンムーン環境お疲れ様でした!
USUMも当ブログを宜しくお願いします