身代わりモロバレル
モロバレル@混乱実(イア・バンジのみ)
性格:呑気(S個体値0)
努力値:H252 B252 D4
実数値:221-×-134-105-101-31
特性:再生力
クリアスモッグ/イカサマ/キノコの胞子/身代わり
調整先
H:4n+1
HB:特化ミミッキュのシャドークロー,A182キノガッサのテクニシャン岩石封じを身代わりが最高乱数を切って耐える(〜24.8%)
S16で使用した子。従来の切り返しクッションとして使われるHB混乱実バレルに身代わりを搭載した。この技によって役割対象が増える訳では無いが、勝ち筋や柔軟性が大きく拡がる。その身代わりによるメリットを紹介していく。
対ミミッキュ
HB混乱実バレルは高い耐久と多くの起点回避技を備えており対ミミッキュ性能が非常に高い。↑2シャドクロZを確定で耐えながら半回復実で回復、胞子やクリアスモッグで切り返すことが出来る。
しかしクリアスモッグのダメージが微々たる為、霊Zを温存されるとシャドクロで圏内まで押し切られるリスクがある。
かと言ってイカサマを押すとABミミッキュに剣舞イカサマを耐えられZで飛ばされてしまう。
更に相手にはリザードン等のポケモンに交代するという選択もあり、この場合は胞子を打つのが正解になる。
こちらが優勢ではあるが択の生まれる対面である。
これら3択に対して全ての解答となる安定択、それこそが身代わりである。
特化シャドクロを身代わりが93.7%の乱数で耐える為、Zを消費されなければ身代わりを一撃で壊されない。能動的なきのみ発動で霊Z圏外へ逃れることも出来る。
身代わりの前で剣舞されたところでそのまま寝かせてクリスモでリセット出来る。
交代されても身代わりを盾に後続も眠らせられる。
そして何より、シャドクロで身代わりが壊れないので、身代わりを残したままミミッキュを突破出来る。これが非常に強力だった。
戯れ/シャドクロ/かげうち/剣舞のミミッキュは完全に手玉に取れる。
対コケコ
C147コケコのめざ氷が(30.7%〜36.1%)入るので混乱実が発動せずに三発で落とされる可能性がある。しかし身代わりを挟むことで混乱実が発動し乱数五発になる。(乱数3→乱数5)
初手ボルチェンから裏のポケモンに繋ぐ流れを身代わりから入ることで安定択にできる。特に対コケコ→ガルドにおいてはZや剣舞もケアできるようになり、身代わりの後ろから安定してイカサマで一撃粉砕できる。因みにEFボルチェンは身代わりが確定で耐える。
対レヒレ
コケコに同じく居座りか引きかの安定択になる。特化ムーンフォースを身代わりが確定耐え。挑発で止められてしまうのが厄介。
対ガッサ
陽気テクニシャン岩石封じを身代わりが耐えるので大抵の型に対して身代わりを残したまま突破できる。
対ガルド
削られるとシャドボZを耐えられなかったり、盾だと剣舞イカサマを耐えてくるのでそのような場面では重宝する。
ガルド側は攻撃をしなければ身代わりを壊せないが、攻撃をすれば下からイカサマで一撃粉砕という状況を作れる。
その他身代わりによるメリット
- 単純に眠りターン数次第ではアドバンテージが取れる
相手が最速起きをしなければ、
【1ターン目】相手の攻撃/胞子
【2ターン目】相手眠ってる(1)/身代わり
【3ターン目】相手眠ってる(2)/攻撃
【4ターン目】相手起きて身代わり壊す/胞子
2ターン目に戻る
つまり最速起きされなければミミッキュで無くても身代わりを残したまま突破できる可能性がある。
お膳立てのクッションでありながらこのポケモン自体も勝ち筋になり得る。1匹でミミッキュガルドマンダを3タテしたこともあった。
- 舞うか削るかの択回避
先程のミミッキュが良い例。舞われれば耐えないが、一発なら耐えるという状況での安定択。殴られた場合は混乱実発動でHPを保て、剣舞なら胞子やイカサマで対処できる。
- 居座りか交代かの択回避
こちらもミミッキュが良い例。2連胞子というリスキーな行動を取ることなく交代をケアできる。
- ターン調整
天候やトリル、フィールドなどを枯らす。胞子も含めるとかなり時間を稼げる。
- 味方の宿り木や毒と絡めて
宿り木や毒を入れてもらい、下からの身代わり連打で時間を稼いで定数ダメージで倒す。身代わりを残したまま次のポケモンと対面できる。
あとがき
以上安定感を高め勝ち筋を増やせる身代わりモロバレルの考察でした。ギガドレインやめざ炎を押しのけても採用する価値が十分にある技だと思います。
最近身代わり持った草タイプの記事だらけだなこいつ
閲覧ありがとうございました。